
2015年1月15日(木)、京都国立博物館の新春プレスセミナーが都内で開催された。
京都国立博物館に2014年9月に開館した新しい平常展示館「平成知新館」は、オープンから2カ月で入場者数33万人を記録。従来の井浦新さんに加え、藤原紀香さんも本年から京都国立博物館の文化大使に就任した。
平成知新館で開催される、2015年初頭の特別展示ラインナップは、以下。
新春特別展観「山陰の古刹・島根鰐淵寺の名宝」 1月2日(金)~2月15日(日)
特集陳列「雛まつりと人形」 2月21日(土)~4月7日(水)
特別展観「天野山金剛寺の名宝」 3月4日(水)~3月29日(日)
平成知新館の建替工事のために休んでいた、京都国立博物館・春恒例の特集陳列「雛まつりと人形」が、6年ぶりに復活。「天野山金剛寺の名宝」では、2009(平成21)年度から約9年間の予定で境内金堂(重要文化財)の修復工事が行われている大阪・河内長野市の金剛寺より、重要文化財《日月山水図屏風》などの優品が紹介される。
また、4月7日(火)~5月17日(日)には明治古都館(本館)で特別展「桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち」を開催。狩野派棟梁の狩野永徳の死、ライバル長谷川等伯の台頭など、狩野派にとって大きな試練の時代といえる40年強の「桃山後期」に焦点をあてた企画展。豊臣・徳川・朝廷の三者に取り入る「三面作戦」を用いて幕末まで生き残る事に成功した狩野派の諸相を、国宝1件、重要文化財23件、重要美術品1件を含む69件で展観する。近年、京都府内の個人宅から見つかり大きく報じられた狩野孝信(永徳の次男)の真筆《北野社頭遊楽図屏風》など3点は初公開となる。京都1会場のみでの開催で、東京巡回は行われない。
「桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち」は当日券で一般 1,500円、大学生 1,200円、高校生 900円、中学生以下無料。
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