上野の森美術館「KING&QUEEN展」をPRする、デヴィ夫人
テューダー朝から現在のウィンザー朝まで、英国王室の5つの王朝の歴史を肖像画・肖像写真などで辿る展覧会が、上野で開催される。
世界屈指の肖像専門美術館であるロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーから、約90点が来日。
6人の妻を持ち、絶対君主の名を欲しいままにしたヘンリー8世や、宗教的混乱の中を奮闘し“ブラッディ・メアリー”の異名をとったメアリー1世など、威厳のある肖像画の魅力とあわせて、モデルである王室の面々が辿った運命、繰り広げられた人間模様も解説。
展覧会ナビゲーターを『怖い絵』の著者・中野京子さんが務め、背景を知って観覧することで、より深い鑑賞体験ができるよう工夫されている。
作品は、ほぼすべてが日本初出品。波乱万丈な人生を送ったダイアナ妃、現代の王室人気を支えるキャサリン妃の貴重なポートレートも展示される。
開幕前日に行われたトークイベントには、タレントのデヴィ夫人が登場。
英国王室との関係を聞かれたところ、エリザベス女王のいとこのパトリック・リッチフィールド伯爵と交際していた過去を激白。日本の寺社を案内したが、イングランド国教会との関係から決して参拝しなかった、と、懐かしそうに振り返った。
展覧会については「肖像画を知る事は、歴史を知る事。作品に添えられた王侯の説明を読みながら楽しんで欲しい」とPRした。
「KING&QUEEN展 ―名画で読み解く 英国王室物語―」は上野の森美術館で2020年10月10日(土)~2021年1月11日(月・祝)に開催。
入館料は一般が平日 1,800円、土日祝 2,000など。日時指定券の事前販売で、規定枚数に余裕のある場合のみ当日券が発売される。
上野の森美術館「KING&QUEEN展 ―名画で読み解く 英国王室物語―」会場
関連サイト:「KING&QUEEN展 ―名画で読み解く 英国王室物語―」公式サイト