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レポート
開館10周年記念 ホキ美術館ベストコレクション展
ホキ美術館 | 千葉県

写実絵画専門のホキ美術館は、全体的に白く、柔らかな印象です。その中で唯一黒い床壁天井の展示室が、ギャラリー8です。

こちらでは3年に1度、作家による描きおろしの大作が「私の代表作」として発表されますが、今回はその第4回目として新作15点が並びます。絵画が際立ち、没入できる空間です。



ギャラリー8 展示風景


加えて、過去に「代表作」として展示された作品と、それに関連する作品が館内随所に展示され、文字通りベストコレクション展となっています。



ギャラリー3 展示風景


一口に写実絵画と言っても、風景画、人物画、静物画などジャンルは様々です。



大畑稔浩《気配―鎮魂》2020年



野田弘志《保木将夫氏の肖像》2020年



青木敏郎《秋の恵み ザクロ・カリン・各種の器》2020年


以前から印刷物やパソコンの画面越しに写実作品を見る度に、どう描いたらこうもリアルに見えるのだろうか?と疑問、興味を持っていました。


展示室では、絵に取り込まれそうな感覚になりました。間近に見ると、筆跡が息遣いとして感じられるもの、反対に超フラットなもの、点描など色々な技法であることが分かりました。それでも分かることと驚きは別物で、光や水の表現は何度も見直してしまいました。



原雅幸《冬のアンジェリカ》2020年



原雅幸《薄氷の日》2017年


今回と以前の「代表作」の見比べも楽しみな点の1つです。



五味文彦《坂東散策》2020年



五味文彦《飛行計画―南風の囁き》2013年


これまで、「写真と見間違うばかりの」という先入観を抱いていたのですが、実物を観たあとに反省しました。 ただ対象を正確に写し取るのではなく、作家が抱いたであろう印象や感動、表現したいものに溢れていました。

また、美術館、作家それぞれの個性、進化を目の当たりにできるのは、同時代を生きるからこその醍醐味であると感じました。


[ 取材・撮影・文:新井幸代 / 2020年11月20日 ]


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会場
ホキ美術館
会期
2020年11月21日(Sa)〜2021年5月16日(Su)
会期終了
開館時間
午前10時~午後5時30分
入館受付は閉館時間の30分前の午後5時までとなります。
休館日
火曜日(12月28日・月は棚卸の為、入館受付は午後4時で終了して午後4時30分に閉館します。)
住所
〒267-0067 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
電話 043-205-1500
公式サイト https://www.hoki-museum.jp/
料金
一般:1830円
高校生・大学生・65歳以上:1320円
中学生:910円
小学生以下無料(大人1人につき小学生2人まで)
障がい者手帳をご提示いただいた方は、一般:910円、高校生・大学生・65歳以上:660円、中学生:450円、3人目以降小学生:370円となります。
展覧会詳細 ホキ美術館ベストコレクション展 詳細情報
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