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レポート
レオナルド・ダ・ヴィンチ展
東京都美術館 | 東京都
ダ・ヴィンチ唯一の男性肖像画
ルネサンス三大巨匠の展覧会が次々に開催される2013年、いよいよ真打の登場です。会場は東京都美術館、109点すべてが初来日です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ《音楽家の肖像》1485年頃
ロンバルディア地方のレオナルド派の画家《貴婦人の肖像》1490年頃
ザノービ・ラストゥリカーティ(帰属)《ミケランジェロの葬儀用モニュメントのための設計案》1564年
アルブレヒト・デューラー《普段着のニュルンベルクの女性》1500年頃
第2章「レオナルド 思考の迷宮」
レオナルド所有の書籍も展示
ジャンピエトリーノ(本名ジョヴァンニ・ピエトロ・リッツォーリ)《聖ロクスと奏楽の天使のいる降誕》1520年代初頭
ロンバルディア地方のレオナルド派の画家《洗礼者聖ヨハネ》1520年頃
会場入口
イタリア・ミラノにあるアンブロジアーナ図書館・絵画館。ミラノの大司教だったフェデリーコ・ボッロメオ枢機卿が1607年に設立した図書館は、ヨーロッパでもっとも古い公共図書館のひとつです。その後、付随施設として美術アカデミーが設立。現在の絵画館へと発展していきました。


会場

展覧会は3章構成。東京都美術館企画展示室の3層が、それぞれ別の章で展開されます。

第1章「アンブロジアーナ図書館・絵画館」の入口近くで展示されているのが《貴婦人の肖像》。アンブロジアーナが所蔵する作品としては《音楽家の肖像》とともに最も良く知られています。以前はレオナルドに帰属するとされたこともある絵画です。


ロンバルディア地方のレオナルド派の画家《貴婦人の肖像》1490年頃

第2章「レオナルド 思考の迷宮」では、レオナルドの『アトランティコ手稿』が紹介されています。

多くの手稿を残したレオナルド。『アトランティコ手稿』もそのひとつで、レオナルドの死後に冊子状にまとめられたものです。紙のサイズがアトラス(地図帳)と同じ大きさだったことから、この名がつきました。

描かれているのは、光学や幾何学から建築、軍事、飛行機械までさまざま。マルチクリエイターだったレオナルドの幅広い関心がわかります。


第2章「レオナルド 思考の迷宮」

そしてお待ちかねの《音楽家の肖像》は、第3章「レオナルドとレオナルデスキ」。実はこの作品は、レオナルドが描いた唯一の男性肖像画です。

以前は描かれている男性についても諸説がありましたが、1905年に行われた修復で、それまで塗りつぶされていた部分から紙を持った手を発見。その紙に楽譜が書かれていたことから、現在の名前で呼ばれるようになりました。一本一本丁寧に表現された金髪や、ほお骨から顎にかけての正確な骨や筋肉の描写は見事です。


レオナルド・ダ・ヴィンチ《音楽家の肖像》1485年頃

同じ上野公園内の国立西洋美術館で開催中の「ラファエロ」展も、4/12に20万人突破と大評判。徒歩5分のルネサンス巨匠めぐり。あわせてお楽しみください。(取材:2013年4月22日)

ビジュアル ダ・ヴィンチ全記録

ビューレント・アータレイほか (著), ナショナル ジオグラフィック (著, 編集)

日経ナショナルジオグラフィック社
¥ 2,940

 
会場
会期
2013年4月23日(火)~6月30日(日)
会期終了
開館時間
9:30~17:30
休館日
月曜日休館 ただし4月29日(月祝)、5月6日(月祝)は開館。5月7日(火)は休館
住所
東京都台東区上野公園8-36
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://www.tbs.co.jp/leonardo2013/
料金
一般 1,500(1,300)円/学生 1,300(1,100)円/高校生 800(600)円/65歳以上 1,000(800)円
※()内は20名以上の団体および前売料金
※中学生以下は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※毎月第3水曜日は〈シルバーデー〉とし、65歳以上の方は無料。毎月第3土・翌日曜日は〈家族ふれあいの日〉とし、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)は一般当日料金の半額。いずれも証明できるものをご持参ください。
※都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧するときは無料(事前申請が必要)
展覧会詳細 ミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵 レオナルド・ダ・ヴィンチ展 詳細情報
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