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レポート
山口晃展 ~付り澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ~
そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店 6階) | 神奈川県
古今東西、大胆で精緻な山口ワールド
細かく描き込まれた画面、思わず前のめりで見てしまう山口晃さんの世界。待望の横浜初の個展は、大きな作品から小品まで勢ぞろいです。
会場内
右《五武人圖 2003 高橋コレクション蔵 (c) YAMAGUCHI Akira Courtesy of Mizuma Art Gallery》
会場内で開催中の「山愚痴屋澱エンナーレ」より。左《リヒターシステム》ボタンを押すとドッキリします。是非会場にて
浮世絵や大和絵のようなタッチで描かれた東京の風景。武士が乗るのは馬型のバイク。現代と古典のミックスと言うだけでは言い表せない不思議な世界を緻密に描く山口晃さん。近年は小説の挿絵やパブリックアートなど、活躍の場はますます広がっており、作家の名は知らずとも、その作品を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

山口さんといえば洛中洛外図に想を得た画風が代表的。今回一番大きな作品が「Tokio山水(東京圖2012)」。墨一色で東京の街を描いています。大きなキャンバスに細かく描かれた東京の街並み、のめりこむように見てしまいます。
実はこちらの作品はまだ未完。会期中も書き足されていくかもしれません。


Tokio山水(東京圖2012)2012 © YAMAGUCHI Akira

今回は挿絵の展示が豊富です。小さな画面ですが、見ごたえは十分。細かな書き込みが感じられるものや、思わず笑ってしまうようなものもあります。修正跡など、制作現場が感じられる貴重な品、是非会場で生原稿を堪能していただきたいと思います。

《ドナルド・キーン作「私と20世紀のクロニクル」 挿画より》 2006年  © YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery
《ドナルド・キーン作「私と20世紀のクロニクル」 挿画より》 2006年 © YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery

展覧会のサブタイトルは「老若男女ご覧あれ」。その名の通り、老若男女、誰でも画面に吸い込まれるように見てしまう不思議な山口ワールドの魅力に触れられる絶好の機会。会期は5月19日まで。お見逃し無く。
[ 取材・撮影・文:川田千沙 / 2013年4月19日 ]

会場
会期
2013年4月20日(土)~2013年5月19日(日)
会期終了
開館時間
10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
※そごう横浜店の営業時間に準じる
休館日
展示会開催中の休館はそごう横浜店の休日に準じます。
住所
神奈川県横浜市西区高島2-18-1
電話 045-465-5515
公式サイト http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/index.html
料金
大人 1000(800)円/大学・高枚生 800(600)円/中学生以下無料
※()内は前売および20名さ王以上の団体料金
※障害者手帳をお待ちの方、およびご同伴者1名様は()内の料金にてご入館いただけます。
展覧会詳細 山口晃展  詳細情報
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