
「前橋国際芸術祭 2026」記者発表会
群馬県の前橋のまちなかを舞台にした、新たなアートイベント「前橋国際芸術祭」が2026年秋に開催されることとなり、都内で記者発表会が行われた。
1990年代後半から中心市街地の衰退が課題となっていた前橋市は、2016年にアートによるまちづくりをビジョンに掲げ、都市再生プロジェクトを始動。以降、国内外で活躍する建築家やアーティストとの協働により、川沿いの親水空間やアーケード商店街など、まちなかの再整備をアートの力で進めてきた。
その節目となるビジョン10周年の2026年に、2年に1度の芸術祭を開催することとなった。
第1回のテーマは「めぶく。Where good things grow.」。
総合プロデューサーには、JINS代表取締役CEOで田中仁財団代表理事の田中仁氏が就任。アドバイザーは、アーツ前橋特別館長で前橋市文化芸術戦略顧問の南條史生氏が務める。
会場は、アーツ前橋、前橋文学館、まえばしガレリアをはじめ、市街地各所にわたる。
ロゴおよびキービジュアルを手掛けるのは、デザインディレクターの木住野彰悟氏。赤城山の稜線、馬場川・広瀬川、敷島の崖線という前橋ならではの自然・地形に着目し、“めぶく”体験を誘発するビジュアル表現がなされている。
また、芸術祭のアンバサダーには、群馬県出身の歌手・女優の和田彩花さんが就任。和田さんは「この芸術祭を通して、新しい作家との出会いが出来ると良い。群馬県の方にも新たな前橋の魅力を再発見して欲しい、また日本全国・海外からも多く足を運んでほしい」と語った。
「前橋国際芸術祭 2026」は群馬県前橋市で、2026年9月19日(土)~12月20日(日)に開催。

「前橋国際芸術祭 2026」記者発表会よりアンバサダー・和田彩花さん
