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レポート
大江戸と洛中 ~アジアのなかの都市景観~
【2025年度中まで全館休館予定】東京都江戸東京博物館 | 東京都
江戸・京都と「都城制」
宮殿を中心に東西に道を敷設し、周囲に城壁をめぐらす東アジアの「都城制」。江戸時代の代表的な都市である江戸と京都にも、共通点を見ることができます。
(左から)《東海道五十三次図屏風》東京都江戸東京博物館蔵 / 重要文化財《十二都市図世界図屏風》南蛮文化館蔵
会場入口
(奥)《地球万国山海輿地全図説》東京都江戸東京博物館蔵
(右手前から)《北京全図》公益財団法人東洋文庫蔵 / 《粤東省城図》東北大学附属図書館蔵
(右手前から)《賢聖障子 賢聖像》宮内庁京都事務所蔵 / 《賢聖障子 獅子・狛犬・負文亀》宮内庁京都事務所蔵
《江戸城御本丸惣地絵図》東京都江戸東京博物館蔵
《紅葉山東照宮御簾 付 由緒書》津山郷土博物館蔵
(左から)《切付盛上札啄木紺糸威二枚胴具足》東京都江戸東京博物館蔵 / 《銀小札白糸威丸胴具足》東京都江戸東京博物館蔵 / 《本小札濃勝糸威二枚胴具足》東京都江戸東京博物館蔵
(右手前から)《天保年間鹿児島城下絵図屏風》鹿児島市立美術館蔵 / 《延岡城下図屏風》
江戸と京都という大都市を、アジアの都市を意識した視点で考察する本展。開館当初から「都市の博物館」である事を意識してきた江戸東京博物館ならではの、ちょっとユニークな試みです。

 プロローグ
 第1章「世界の都市」
 第2章「洛中への系譜~都市の中心と周縁~」
 第3章「将軍の都市~霊廟と東照宮~」
 エピローグ~都市図屏風


プロローグ / 第1章「世界の都市」

北京やソウルのように、中国の都市づくりの影響を受けている都市はアジアに散見されますが、日本では平城京や平安京が有名です。

歴史的な経緯から京都は江戸時代になってもその流れを受け継ぎ、中心には宮殿(現在の京都御所)、周囲には条坊(縦横の道)が廻りました。

会場では明朝や清朝の北京などの図面も紹介。京都との類似性がよく分かります。


第2章「洛中への系譜~都市の中心と周縁~」

第3章「将軍の都市~霊廟と東照宮~」には目を見張る資料が揃いました。

人の背丈をはるかに超える大きな図面は、江戸城本丸御殿の平面図。豪華な御簾(みす)は、江戸城内にあった紅葉山東照宮のご神体の前に掛けられていたものと最近になって分かり、報道でも話題となりました。

さらに進むと、将軍家ゆかりの甲冑がずらり。豪華な装飾は、江戸の頂点に君臨する将軍家の威光を象徴しています。


第3章「将軍の都市~霊廟と東照宮~」

都市景観として京都と江戸を取り上げるのはここまでですが、エピローグも見どころたっぷり。北は盛岡から南は鹿児島まで、9箇所の城下町の屏風を集めました(前後期あわせて)。

江戸や京都を描いた江戸時代の都市図は良く見ますが、地方都市を描いたものが東京でまとめて観られるのは、かなりのレアケース。特徴ある山並み、都市を流れる河川、大きな街道など、各都市ならではの風景が描かれます。


エピローグ~都市図屏風

いかにも江戸東京博物館らしい企画展、東京のみでの開催となります。紅葉山東照宮御簾を飾っている瑞獣(龍・麒麟・天馬・獅子)のうち、龍と天馬はピンバッジになってショップで販売中。ぜひご覧ください。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2014年3月17日 ]

TOKYO美術館 2014-2015

 

エイ出版社
¥ 1,026
料金一般当日:1,300円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

 
会場
会期
2014年3月18日(火)~5月11日(日)
会期終了
開館時間
9:30~17:30
※入館は閉館の30分前まで。
休館日
5月7日および毎週月曜日(ただし、4月28日・5月5日は開館)
住所
東京都墨田区横網1-4-1
電話 03-3626-9974(代表)
03-3626-9974(代表)
公式サイト http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
料金
一般 1,300(1,040)円/大学生・専門学校生 1,040(830)円/小学生・中学生・高校生・ 65歳以上 650(520)円
※( )内は20名以上の団体料金。
※次の場合は観覧料が無料です。未就学児童。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。
展覧会詳細 大江戸と洛中 ~アジアのなかの都市景観~ 詳細情報
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