《兎児爺(トゥアルイエ)》

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中秋節の土人形《兎児爺(トゥアルイエ)》 中国・北京市 20世紀前期 高73.5㎝

天理大学附属天理参考館


中秋節は、一年で最も美しい満月が見られる日とされます。かつて中国では、中秋節になると庭に祭壇を設け、瓜・枝豆・月餅(げっぺい)・鶏頭花(けいとうか)などを供えて月を愛(め)でました。この時に、杵で仙草をつく兎をかたどった土人形「兎児爺」を一緒に並べることがありました。

中秋節の行事に兎児爺を祀るようになったのは、明朝の時代以降ではないかと考えられています。日本では「兎が月で餅つきをする」といわれますが、中国では「兎が仙草をついて不老長生の仙薬をつくる」と考えられています。


担当者からのコメント

兎児爺の「爺」はお爺さんではなく、神様の意です。甲冑を身に着けた武人の姿で、蓮の花と水鳥に囲まれて鎮座しています。神様ですので目線は下です。下方から見ると目が合います。不老を願うのは難しそうなので、健康な1年でありますようにと願いたいです。


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