
《馬》 石本 正 1949年 素描
戦後、京都を拠点に活躍した日本画家・石本正(1920-2015/島根県浜田市出身)。
当時美術教員として勤めていた学校の通勤途中に競馬場があり、毎日時間を見つけては通い夢中でデッサンしました。
一枚の紙に馬の顔や脚などを様々な方向から何通りも写生し、その数およそ70枚!
同年、これらをもとに幅3m超の大作《馬》を描き、第5回日本美術展覧会(日本芸術院・日展運営会主催)に入選しました。
担当者からのコメント
動き回る馬のふとした瞬間を捉え、生き生きと描いています。
目力のこもった凛々しい横顔が並ぶ様子はなんともいえない迫力があり、担当者イチオシのイケウマです!
本作は年明け最初のギャラリー展「干支展 ―2026 午―」(会期:2026年1月4日(日)~25日(日)※月曜休館)に出品予定。皆さまのお越しをお待ちしてます!