《意馬心猿図》
小林美術館
動物をたくさん飼っていたことで知られ、優れた動物画も数多く残した日本画家・橋本関雪の作品です。「意馬心猿」は仏教用語で、煩悩のために心が乱れる様子を、騒ぎ立てる馬や猿に例えたものです。
担当者からのコメント
興奮している馬や猿を落ち着かせるのが容易でないように、人間も欲望を抑えるのは難しいですよね。煩悩を打ち消す力があるという除夜の鐘を聞きながら、清らかな心で新年を迎えたいな、という気持ちにさせてくれる作品ではないでしょうか。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました