跡見花蹊の書画

    ─中国文化との関わり─

    跡見学園女子大学花蹊記念資料館 | 埼玉県

     鎖国政策下の江戸時代、長崎での交易が認められた中国からは、さまざまな文物が日本へと流入します。中国より来訪した人々や、舶載された書画・典籍は、日本の文化芸術に多大な影響を与えました。  跡見学園の創立者で、教育者・画家・書家として活躍した跡見花蹊[天保11(1840)年-大正15(1926)年]も、幼い頃より中国文化に触れて育ちます。摂津国西成郡木津村(現在の大阪市浪速区・西成区)で塾を営む家庭に生まれ、幼少期から書画に親しみ、学芸に励みました。  当時京都を中心とする上方では、中国の文人を理想とした日本の知識人らによるネットワークが形成されていました。花蹊は、歴史家・漢詩人として名高い頼山陽の門下であった儒者・宮原節庵と後藤松陰に漢籍・詩文・書法を、画家の日根対山に中国趣味の色濃い「南画」の画法を教授されており、こうした修業を通じて中国文化を摂取していったといえるでしょう。  本展では、花蹊記念資料館のコレクションから、跡見花蹊と中国文化の関わりを示す資料を、花蹊が手掛けた書画を中心に紹介します。徐煕と黄筌、董源らによる中国絵画の学習を経て、独自の表現を追求した《四季花卉図》や《萬山畳翠図》など、花蹊の代表作もあわせてお楽しみください。
    会期
    2024年3月22日(金)〜5月17日(金)
    会期終了
    開館時間
    10:00~16:00
    料金
    無料
    休館日 土曜日、日曜日、祝日、5月2日(木)
    観覧時間の目安 ~60分
    公式サイト https://www.atomi.ac.jp/univ/museum/news/detail/11835/
    会場
    跡見学園女子大学花蹊記念資料館
    住所
    〒352-8501 埼玉県新座市中野1-9-6
    048-478-0130
    おすすめレポート
    学芸員募集
    大阪府立弥生文化博物館 学芸員(常勤・非常勤)募集中! [大阪府立弥生文化博物館]
    大阪府
    【2024年5月開館】「名古屋刀剣ワールド/名古屋刀剣博物館」正規学芸員を募集! [愛知県名古屋市中区栄3丁目35番43号(名古屋刀剣ワールド/名古屋刀剣博物館)]
    愛知県
    【DIC川村記念美術館】学芸員・レジストラーを募集しています [DIC川村記念美術館]
    千葉県
    前橋文学館・アーツ前橋 学芸員(社会人経験者)募集 [前橋市(前橋文学館・アーツ前橋)]
    群馬県
    高知県立埋蔵文化財センター調査員募集中! [高知県立埋蔵文化財センター]
    高知県
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    モネ 睡蓮のとき
    開催まであと70日
    2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火)
    2
    SOMPO美術館 | 東京都
    ロートレック展 時をつかむ線
    開催中[あと58日]
    2024年6月22日(土)〜9月23日(月)
    3
    国立新美術館 | 東京都
    CLAMP展
    開催中[あと58日]
    2024年7月3日(水)〜9月23日(月)
    4
    東京国立博物館 | 東京都
    カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話
    もうすぐ終了[あと1日]
    2024年6月12日(水)〜7月28日(日)
    5
    麻布台ヒルズ ギャラリー | 東京都
    ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
    開催まであと97日
    2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日)