特別展

    教壇に立った鴎外先生

    文京区立森鴎外記念館 | 東京都

     文豪・森鴎外(1862―1922)は留学から帰国後、教壇に立ちました。1888(明治21)年、陸軍軍医学校の教官となり衛生学を教え、1893年から同校の校長となります。その間、東京美術学校(現・東京藝術大学美術学部)で1891年から美術解剖学を、1896年より美学と西洋美術史を講義します。1892年からは慶應義塾大学部で美学の嘱託講師も務めました。東京大学卒業の頃から文筆をはじめ、陸軍軍医としてドイツに留学し、欧州の文化に触れるなどの経験を重ねたからこそ、鴎外はこれらの科目を教えることが出来たのでしょう。講義は、1899(明治32)年に小倉への赴任により終了しますが、教員や学生との交流は続きました。  他方、鴎外は1908(明治41)から1920(大正9)年に修身や唱歌の国定教科書編纂にもかかわっていました。また、鴎外の作品は生前から現在まで、国語や現代文の教科書に掲載されています。教科書で鴎外の小説を初めて読んだ方も多いことでしょう。  本展では、教育にたずさわった鴎外の姿を、講義を受けた学生のノートや関連資料、教科書などをとおして展覧します。あなたと鴎外先生の接点が見つかるかもしれません。
    会期
    2024年4月13日(土)〜6月30日(日)
    会期終了
    開館時間
    10時~18時(最終入館は17時30分)
    料金
    観覧料:一般600円(20名以上の団体:480円)
    ・中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料
    ・その他各種割引がございます。詳細は当館HPをご覧ください。
    休館日 4月23日(火)、5月27日(月)・28日(火)、6月24日(月)・25日(火)
    観覧時間の目安 60分
    公式サイト https://moriogai-kinenkan.jp/modules/event/?smode=Daily&action=View&event_id=0000002300&caldate=2024-4-17
    会場
    文京区立森鴎外記念館
    住所
    〒113-0022 東京都文京区千駄木1-23-4
    03-3824-5511
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