古銭ミニアチュールの世界

シルクロードのコイン美術とその周辺

浜名梱包輸送 シルクロード・ミュージアム | 静岡県

【好評につき、2026年3月1日まで会期延長】 古銭は美術品なの?と疑問を感じる日本人は少なくないであろう。 何故ならば、古銭といえば日本の和同開珎や中国の開元通宝など、文字だけしか記していいないものしか記憶していないからであろう。 しかし、シルクロードの古銭は全く異なり、イスラムの貨幣を除くと全て「美術作品の小さなミ二アチュール」なのである。古銭の表には国王像、裏に神像が刻印され、それらは実に写実的で精密に造形され、写真をとって拡大しても全くボケない優秀な浅浮彫である。それ故、古銭の一つ一つが各時代の美術の動向や特色を映す鏡、標識となっている。 例えば、アレクサンダー大王、初代ローマ皇帝のアウグストゥス、グレコ・バクトリア王国の諸王の胸像を見れば、いかに写実的に顔貌が再現されているかわかる。 一方、アルサケス朝やササン朝の銀貨の国王胸像は写実性はやや後退しているが、その代わりに装飾性や形式美が強調されている。また、クシャン朝のコインの表面を見れば、イラン民族の特色のある&や顔貌表現が表現されているし、裏面には今は無きゾロアスター教の神々の像や仏陀像が刻印されている。それらは美術作品と比べても全く見劣りしない。両者には制作技術や表現様式や図像形式が共通しているからである。 かくして、古銭の周辺にはかってシルクロード美術の大型の彫刻や絵画、工芸品が多数存在したが、現在はそのごく一部しか残存していない。本展は無論、それらの優品を展示することはできないが、若干、関連する古美術品を展示して、それらを垣間見る「よすが・手がかリ」を提供したい。 古銭は上記の作例を含めた70数点、古美術品を40数点を展示する予定である。 (文責:田辺勝美)
会期
2025年10月4日(Sa)〜2026年3月1日(Su)
開催中[あと16日]
開館時間
9:30~17時
※入館は閉館時間の30分前まで
料金
一般・大学生:1000円​
学生(中・高):600円
小学生以下 :無料
​*五名さま以上は団体割引有り[200円引き]
休館日月曜日(祝日の場合は翌平日)
公式サイトhttps://www.silkroadmuseum.org/
会場
浜名梱包輸送 シルクロード・ミュージアム
住所
〒438-0111 静岡県磐田市上野部 888
0539-63-5050
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シルクロードのコイン美術とその周辺のレポート
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古代シルクロードのコインを美術作品として紹介する、新しい視点の展覧会
約70点の古銭と40点の古美術品を展示。東西の文化交流の痕跡をたどる構成
田辺勝美氏による解説。館内のタブレットや虫眼鏡で細部までじっくり堪能
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