流氷の天使「クリオネ」特別展示 イベント

　クリオネは、和名ではハダカカメガイと呼ばれている、貝殻をもたない巻貝の仲間です。体長は約2～3cmで、羽ばたくようにゆっくりと優雅に泳ぐ姿から 「流氷の天使」 とも呼ばれています。北海道に春の訪れを告げる流氷とともに現れ、流氷とともに姿を消すといわれる不思議な生き物です。海遊館では平成7年以来毎年、クリオネの特別展示をおこなっていますが、今回は 「流氷の天使」 というロマンティックなイメージから、2月14日のバレンタインデーを記念して特別展示を行います。 　また、クリオネ展示水槽の隣では、餌であるミジンウキマイマイという生物をクリオネが捕食するシーンの映像を放映します。これは海遊館で撮影に成功した貴重な映像で、可憐なイメージを持たれがちなクリオネの本来の姿を紹介しようとするものです。さらに、クリオネのふるさとである北海道の流氷の映像も放映し、流氷がこすれあって発する 「流氷の鳴き声」 も聞いていただけます。 　「流氷の天使クリオネ」 は、（株）網走観光振興公社の登録商標です。海遊館でのクリオネの展示に関しての 「流氷の天使クリオネ」 の使用は、同社の了承を得ています。