昭和村のからむしと小千谷縮布展

    からむし工芸博物館 | 福島県

     小千谷縮は、従来の越後布に「しぼ」と呼ばれるシワをつけた夏衣です。この「しぼ」により、さらっとした清涼感と独特の風合いが生まれました。雪深い新潟県魚沼郡を中心に織られてきた縮みは、最盛期の18世紀半ば~19世紀初めには年間20万反が生産されました。  原料であるからむし(苧麻)は他の植物繊維と同様、乾燥に弱いため雪の湿度が必要でした。また、織り上がった反物を晒すのに雪を利用しましたから、雪と縮は切っても切れない関係にあり、この地方で縮が生まれ育ったのには、雪に大きな関係があったと言えるのです。  小千谷縮の原料は「からむし」です。現在は、本州唯一のからむし生産地である福島県昭和村のものが使われています。  魚沼郡を中心に織られていた、越後縮の伝統的生産技術は、昭和30年「小千谷縮布・越後上布」として国の重要無形文化財に指定されました。また、原料生産地である福島県昭和村の「からむし(苧麻)生産・苧引き」が平成3年に国選定保存技術に選定されました。
    会期
    2004年10月1日(金)〜11月28日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般300円(250円)、小中学生150円(100円) ※( )内は20名様以上の団体料金
    休館日 期間中無休
    会場
    からむし工芸博物館
    住所
    〒968-0215 福島県昭和村佐倉上ノ原
    0241-58-1677
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