
兵庫県立美術館「中谷ミチコ 影、魚をねかしつける」会場
兵庫県立美術館で、彫刻家・中谷ミチコ(1981-)の作品を紹介する小企画が開催される。
「美術の中のかたち ― 手で見る造形」は、兵庫県立美術館の前身である兵庫県立近代美術館時代から開催を続けているシリーズ展で、彫刻作品を直接手で触れて鑑賞できる取り組みとして知られ、今回で35回目。
中谷は多摩美術大学美術学部彫刻学科を卒業後、国内外で活動を展開してきた現代彫刻家。石膏や樹脂を用い、物体の表面を型取りして凹凸を反転させることで、「不在性」と「実在性」を問い続けている。
今回の展示では、横幅10メートルを超える新作レリーフを含む作品群を紹介。来館者は実際に触れることができる。
2025コレクション展Ⅰ[小企画]「美術の中のかたち ― 手で見る造形 中谷ミチコ 影、魚をねかしつける」は、2025年9月5日(金)~12月14日(日)に開催。観覧料はコレクション展に準じ、一般 550円など。

兵庫県立美術館「中谷ミチコ 影、魚をねかしつける」部分

兵庫県立美術館「中谷ミチコ 影、魚をねかしつける」部分