「青山時代の岡本太郎 1954-1970 現代芸術研究所から太陽の塔まで」

    川崎市岡本太郎美術館 | 神奈川県

     1945年5月、岡本太郎は東京・青山、現在の骨董通り近くにアトリエ(現・岡本太郎記念館)を構えました。板倉準三建築研究所によるモダンなアトリエ兼住居を、岡本は「現代芸術研究所」と称し、自らの芸術運動の拠点と宣言します。  彼がここで目論んだのは、戦後の活動から一歩広がりをもたせ、丹下健三や柳宗理ら先鋭の建築家やデザイナーらも巻きこみ、より総合的に前衛芸術運動を再熱することでした。  この時期の岡本は、日本のグッドデザイン運動の先駆けである「国際デザインコミッティ」(現・日本デザインコミッティー)への参加や、美術家同士の連携をはかる「アート・クラブ」で代表をつとめ、アンフォルメル流行のきっかけとなる「世界・今日の美術」展を実現するなど、周囲との連携のなかで新たな芸術運動の道を探りました。  やがて1961年に二科会を脱退するのを機に、単独で、より直接的に大衆へ訴える方向に転換していきますが、50年代での活発な人的交流は、その後1970年の日本万国博覧会の太陽の塔へとつづく岡本の展開をみるのに欠かせない大きな基盤となるものでした。  本展では、デザイン的な活動など岡本太郎の知られざる面をご紹介するとともに、1954年から1970年までの彼の劇的な展開を人々との交流とあわせて読み解いていきます。
    会期
    2007年4月21日(土)〜7月1日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般900円(720円)、高・大学生・65歳以上700円(560円)、中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
    休館日 月曜日(5月5日は開館)、4月30日、5月6日
    会場
    川崎市岡本太郎美術館
    住所
    〒214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
    044-900-9898
    おすすめレポート
    学芸員募集
    北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
    北海道
    新居浜市美術館 学芸員募集中 [あかがねミュージアム(新居浜市美術館および新居浜市総合文化施設)]
    愛媛県
    ★楽しく わかりやすく 伝える仕事★ 大阪市下水道科学館 副館長(事業ディレクター)募集! [【大阪市下水道科学館】大阪市此花区高見1丁目2-53]
    大阪府
    福井県あわら市 学芸員(正規職員、考古学)募集の案内 [あわら市郷土歴史資料館]
    福井県
    大阪府所蔵美術作品の活用・保全に取り組んでくださる【学芸員】を募集します [大阪府庁(咲州庁舎)]
    大阪府
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    開催中[あと16日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
    2
    三菱一号館美術館 | 東京都
    ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
    開催中[あと79日]
    2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
    3
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと44日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    4
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと95日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)
    5
    CREATIVE MUSEUM TOKYO | 東京都
    HOKUSAI - ぜんぶ、北斎のしわざでした。展
    開催まであと85日
    2025年9月13日(土)〜11月30日(日)