植松永次展 土・火—根源へ

    小海町高原美術館 | 長野県

     植松永次氏(1949年、神戸市生まれ)は東京での学生時代、版画や平面の制作を行う過程で自然の素材にひかれ、やがて土そのものに表現以前の根源的なものを感じるようになります。手と目で土の表現を感じ、質を確かめる事が土の仕事の始まりとなり、レリーフの制作を経て、もうひとつの根源的なもの、火を取り入れ、手の痕跡は少しずつ形になっていきます。信楽での製陶工場勤務の傍ら制作を続け、27年前伊賀市丸柱に現在のアトリエを構え、釉薬を使わない焼締による独特なマチエールをもつ作品を手がけています。  植松氏はほぼ毎日、自然に囲まれたアトリエの近くをゆっくりと、自然と対話するかのように散歩します。そして語ります。「毎日通る道や、日々の生活の中に、何の変哲もなく転がっている物や空間の中にこそ大切なものがあるのではないか。私の創る土の形や器が、そんな見過ごされた時間や空間を感じる手がかりになれば、こんな嬉しいことはないと思います。」  土を再発見し、生を見つめなす展覧会です。
    会期
    2009年7月18日(土)〜9月6日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~17:00(入館は16:30まで)
    ※カフェの営業に関しましてはお問い合わせ下さい。
    料金
    高校生以上:500円(400円)、小中学生:150円(100円) ※( )内は20名以上の団体割引です。
    休館日 火曜日(ただし、8月4日・11日は開館)
    会場
    小海町高原美術館
    住所
    〒384-1103 長野県小海町豊里5918-2
    0267-93-2133
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