特集展示 末松正樹とペルピニャン

    戦争と日本近代美術

    板橋区立美術館 | 東京都

    日本は1931年の満州事変から1945年の終戦まで15年もの間、いわゆるアジア太平洋戦争期にありました。画家たちの中には1938年の国家総動員法、翌年の国民徴用令により、兵士として従軍し、軍による「作戦記録画」制作に携わることになった人もいました。1941年に画家の福沢一郎と詩人で美術評論家の瀧口修造がシュルレアリスムと政治との関わりについて治安維持法違反の嫌疑で逮捕されると、1930年代に盛り上がりを見せていたシュルレアリスム風の絵画は影を潜めました。その頃には絵具などの画材も配給制となり、画廊も次々と閉鎖され、画家たちの制作や発表の場も制限を受けました。戦地や空襲により亡くなった画家もいます。戦後もまた戦争体験やそれに対する画家の考えをもとに制作が続けられています。また特集展示として、末松正樹による戦中から晩年までの作品をまとめてご紹介します。1939年に渡仏した末松は、戦中にフランスで捕虜となりながらもデッサンに励み、戦後に帰国した後も抽象的な絵画を発表し続けました。本展では、板橋区立美術館のコレクションの中から戦中に描かれた作品から戦後の基地問題を取り上げた作品までを、画材の配給票などの資料と共にご紹介いたします。「戦争」を日本の芸術家たちがどのように考え、とらえたかを考える展覧会です。
    会期
    2011年5月14日(土)〜6月19日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    公式サイト http://www.itabashiartmuseum.jp/art/
    会場
    板橋区立美術館
    住所
    〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
    03-3979-3251
    おすすめレポート
    学芸員募集
    東山旧岸邸 正社員・契約社員 募集! [東山旧岸邸]
    静岡県
    横浜みなと博物館 ミュージアムショップアルバイト募集! [帆船日本丸・横浜みなと博物館]
    神奈川県
    令和7年10月1日付採用 栃木市職員募集! [栃木市]
    栃木県
    千葉県教育振興財団 8月採用 正規職員募集 [公益財団法人千葉県教育振興財団]
    千葉県
    令和7年度高松市会計年度任用職員 資料館等学芸員募集中! [高松市石の民俗資料館]
    香川県
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
    開催中[あと30日]
    2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
    2
    アーティゾン美術館 | 東京都
    クロード・モネ -風景への問いかけ
    開催まであと274日
    2026年2月7日(土)〜5月24日(日)
    3
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと86日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    4
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと137日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)
    5
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    開催中[あと58日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)