中国少数民族の染織 -ミャオ族を中心に-

古代文明と、豊かな歴史に彩られた現在の中国には、50を超える少数民族が居住しています。 かれらもまた、それぞれが、独自で豊かな文化を持ち、とりわけ、すぐれた染織品で広く世界に知られています。 なかでも最もよく知られ、人口も多いミャオ族は、刺繍、ろうけつ染めにとどまらず、さまざまな染織技術で我々を魅了し続けてきました。 館蔵の染織品の中から、貴州省、雲南省のミャオ族、トン族、イ族、ヤオ族、さらに海南島のリー族たちの生活染織品を展観します。 　同時に、中国少数民族の染織展の関連企画として、平山郁夫が貴州省や雲南省、 青海省などを旅して描いたスケッチと、シルクロードの少数民族の人物スケッチを紹介します。