─初公開 山本發次郎染織コレクション ふたつのキセキ─

    特別展 海峡を渡る布

    大阪歴史博物館 | 大阪府

     大航海時代、それは世界の人とモノが海でつながり、文化が巡る時代の幕開けでした。東インド会社はアジアおよび東南アジア地域で交易を展開し、インドで作られた色鮮やかな布が海峡を渡ってゆきました。西へと渡った布はヨーロッパに至り、産業革命の引き金になったともいわれます。また、東へと渡りインドネシアやその周辺地域へともたらされた布は、インドネシアの伝統的な染織文化のデザインにも影響を与えました。  このたび初公開となる山本發次郎(やまもとはつじろう・1887~1951)の染織コレクションは、日本国内に伝来するインド・東南アジア染織コレクションとしては、もっとも早い昭和戦前期に蒐集されたと考えられる作品群で、総点数300点に及ぶ膨大なコレクションです。その蒐集には、昭和10年代初頭にインドネシアで活動していた画家・山尾薫明(やまおくんめい・1903~1999)が大きな役割を果たしました。山尾は、当時すでに美術品蒐集家として知られていた山本から資金提供を受け、インドネシアで陶磁器や染織品を蒐集し戦前の日本へと持ち帰り、山本の蒐集を助けました。  本展覧会では、山本發次郎の染織品蒐集の“軌跡(キセキ)”を探ります。そして山本の蒐集した膨大なコレクションの多くが昭和20年(1945)の空襲によって自宅とともに失われた中、“奇跡(キセキ)”的に罹災をまぬかれた山本の染織コレクションの全貌に迫ります。
    会期
    2015年9月9日(水)〜10月18日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00
    ※入館は閉館30分前まで
    料金
    大 人 1,000(900)円、高校生・大学生 800(720)円

    【常設展との共通券】
    大 人 1,500(1,440)円、高校生・大学生 1,120(1,080)円

    ※( )内は20名以上の団体割引料金
    ※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
    休館日 火曜日 ※ただし、9月22日(火・休)は開館、9月24日(木)は休館
    公式サイト http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2015/kaikyouwowatarununo.html
    会場
    大阪歴史博物館
    住所
    〒540-0008 大阪府大阪市中央区大手前4-1-32
    06-6946-5728
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