シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才

国立西洋美術館 | 東京都

本展はフランス・ロマン主義の異才テオドール・シャセリオー(Théodore Chassériau 1819-1856)の芸術を日本で初めて本格的に紹介するものです。 アングル門下の異端児テオドール・シャセリオーは、11歳で入門を許された早熟の天才ですが、ロマン主義の潮流の中でしだいに師の古典主義を離れ、独特のメランコリックな情熱と抒情を湛えた作品世界を作りあげていきました。1846 年にアルジェリアを旅して彼の地の人々や風物を色彩豊かに描いたシャセリオーはオリエンタリスム(東方趣味)の画家にも数えられます。しかしカリブ海のスペインの旧植民地に生まれ、父親不在の寂しさや師との芸術的葛藤を抱えつつ独自の芸術の道を模索したこの画家自身の内面に異邦的(エキゾティック)なるものがありました。神話文学から身近な人々の肖像まで、いずれの作品にも漂う「エキゾチズム」こそがシャセリオー芸術の本質であり、観る者の心に響きます。 今日ではフランス・ロマン主義を代表する画家に数えられるシャセリオーですが、37歳で早逝したことや代表作の壁画が破壊されたこともあって正当な評価が遅れ、フランスでも回顧展の開催は1933 年と2002 年を数えるのみです。本展では、ルーヴル美術館所蔵品を中心に、絵画、水彩・素描、版画、写真や資料などによってシャセリオーの画業全体を紹介するとともに、師や仲間、そしてこの画家から決定的な影響を受けたギュスターヴ・モローやピュヴィス・ド・シャヴァンヌ、オディロン・ルドンらの作品もあわせて総数約110点を展示し、ロマン主義から象徴主義への展開、そしてオリエンタリスムの系譜のなかでその芸術の意義を再考します。 今回の展覧会は、国立西洋美術館とルーヴル美術館が学術交流を通じて長年温めてきた企画です。2016 年夏にル・コルビュジエ設計の本館を世界遺産登録された国立西洋美術館で、知られざる19世紀フランス絵画の世界をご堪能ください。
会期
2017年2月28日(Tu)〜5月28日(Su)
会期終了
開館時間
9:30〜17:30
金曜・土曜日 9:30〜20:00
※「カフェすいれん」以外のミュージアムショップ等の館内施設の営業は開室時間と同じ
料金
一般1,600円(1,400円)
大学生1,200円(1,000円)
高校生800円(600円)
※( )内は前売・団体料金。
※団体料金は20名以上。
※中学生以下は無料。
※心身に障害のある方とその付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳等をご提示ください)。
休館日
月曜日(ただし、3月20日、3月27日、5月1日は開館)、3月21日
公式サイトhttp://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/
会場
国立西洋美術館
住所
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
050-5541-8600(ハローダイヤル)
050-5541-8600(ハローダイヤル)
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知られざるロマン主義の天才
ロマン主義を代表する画家の一人である、テオドール・シャセリオーを日本で初めて本格的に紹介する展覧会が、東京・上野の国立西洋美術館で開催中です。
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