第100回企画展 蛇崩(じゃくずれ)の歌人・佐藤佐太郎(1909-1987)―その珠玉の短歌を味わう―光とかがやきに溢れて

群馬県立土屋文明記念文学館 | 群馬県

佐藤佐太郎は、大正時代に歌壇の中心となった短歌結社「アララギ」で、斎藤茂吉(1882-1953)に師事した歌人です。昭和13年(1938)の佐太郎夫妻の結婚式では、茂吉に兄事し「アララギ」を率いた土屋文明(1890-1990)が媒酌人を務めてもいます。 早くから茂吉にその才能を認められた佐太郎は、昭和15年(1940)の歴史的合同歌集『新風十人』に名を連ね、同年刊の最初の個人歌集『歩道』(八雲書林、戦後刊行の新版は角川書店の出版第1号)でその評価を固めることになりました。昭和20年(1945)には短歌結社誌『歩道』を創刊して勤めていた岩波書店を退社し、戦後は毎日新聞選者、宮中歌会始選者を務め、日本芸術院会員ともなりました。 その作品世界は、比較的平明なことばを用いつつ品格を保ち、美しさにあふれたもので、光やかがやき、黄色への執着、そして後年は蘇東坡(1037-1101)への親炙の影響などが見られます。 また、東京の青山周辺に長く住んだ佐太郎が60代になって目黒区に転居し、日課の散歩道としたのが蛇崩川を暗渠とした「蛇崩川遊歩道」で、「蛇」「崩れる」という不穏なイメージを持つ語が詠み込まれることで、日常詠に絶妙なアクセントが刻まれることになりました。一方、国内のみならず海外での旅行詠も数多く残しています。 近現代の懸け橋に位置し、歌意が比較的理解しやすく、かつ格調高い佐太郎の歌は、「短歌」観賞の豊かな世界の、最高の入口の一つです。磨き抜かれたことばがひびきあう歌の数々に、ぜひ展覧会場で触れてみませんか?
会期
2018年4月18日(We)〜6月10日(Su)
会期終了
開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
料金
一般 410(320)円/大高生 200(160)円

※( )内は20名以上の団体割引料金 
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料
休館日
火曜日(5月1日は開館)
公式サイトhttp://bungaku.pref.gunma.jp
会場
群馬県立土屋文明記念文学館
住所
〒370-3533 群馬県高崎市保渡田町2000
027-373-7721
第100回企画展 蛇崩(じゃくずれ)の歌人・佐藤佐太郎(1909-1987)―その珠玉の短歌を味わう―光とかがやきに溢れて
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