石内都「布の来歴 ― ひろしまから」

    入江泰吉記念奈良市写真美術館 | 奈良県

    衣服は現在では消耗品となりましたが、以前は親から子へ、子から孫へと受け継がれていました。兄や姉のお下がりを着る子供や、母が着物や衣類を子供のために別の衣類に仕立て直す等よく見かけるものでした。そういった「布」の中には親族の愛用品として大切に保管されたものや、歴史の証言者として主を失ったものも少なくありません。 人の手を通して紡がれた「布」は長い年月を人と共に過ごすことで時を紡いで来たといえましょう。人の世は時間や世代で大きく様変わりしますが、布が紡いだ時は変わることなく遺されていくことでしょう。 本展は『布の来歴』と題し、国内外で高く評価され精力的に活躍する写真家・石内都の展覧会を開催いたします。カメラを通して見る文様の美しさや透明感、ほころびやシミなどから、それぞれの布が紡いだ時が読み取れるのではないでしょうか。
    会期
    2019年6月22日(土)〜9月1日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般 500円 / 高校・大学生 200円 / 小・中学生 100円

    ※小中高生は土曜日無料
    ※奈良市在住の70歳以上の方無料
    ※身体障がい者手帳・療育手帳。精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方とその介護者無料(要証明)
    休館日 月曜日(休日の場合は翌平日)
    公式サイト http://irietaikichi.jp/
    会場
    入江泰吉記念奈良市写真美術館
    住所
    〒630-8301 奈良県奈良市高畑町600-1
    0742-22-9811
    石内都「布の来歴 ― ひろしまから」のレポート
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    石内都さんといえば広島平和記念資料館に遺された被爆者の遺品を撮った《ひろしま》シリーズが浮びます。現在、入江泰吉記念奈良市写真美術館で開催中の「布の来歴―ひろしまから」にもその作品たちはありました。その中には、放射線が黒いかすり柄の部分を貫き、焦げた跡が生々しいブラウスの写真作品があります。見るからにショッキングな事実を前にする反面、着物を仕立て直しブラウスにする手仕事の跡や、母の愛情を彷彿させる事実も含まれています。
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