震災で被災した民家の取り壊しなどで未確認の文化財が失われるのを防ごうと、2011年6月29日(水)、茨城県常陸太田市で、茨城大の研究者や市郷土資料館学芸員らが、旧家や寺のふすまから下張りに使われた古文書を取り出す作業を始めた。
同市は中世に戦国武将として名を馳せた佐竹氏発祥の地。
古い家屋や家財道具には家や地域の歴史を伝える古文書などが収められていることが多く、家臣や上級家老の書簡などが人知れず建具の補強に使われていることもあるという。
この日の作業でも、災害ごみの集積場から、昭和初期の在郷文化人による漢詩が書かれたふすま2枚が見つかった。
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