2011年12月26日(月)、佐賀市教委は、佐賀市大和町の「尼寺一本松遺跡」で、中国の銅鏡「雲雷文帯連弧文鏡」(1世紀前半~中盤の後漢時代)が見つかったと発表した。
弥生時代後期(1世紀代)の甕棺(かめかん)の脇に副葬する形で4片に割って置かれていた。
製造年代の特定がしやすい中国製の銅鏡が見つかったことで、甕棺がどの時代に作られたものかを特定する上で重要な資料になる。
当時としては貴重だった銅鏡が副葬されていること、甕棺の内部が赤色顔料で塗られていることなどから、地域集団の権力者を埋葬した可能性が高いという。
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毎日jp