
2019年9月2日(月)、東京・渋谷区の太田記念美術館で「歌川豊国 ― 写楽を超えた男」のプレス向け内覧会が開催された。
浮世絵師の初代歌川豊国(1769~1825)の生誕250年を記念した企画展。
歌川豊国は歌川派の開祖、歌川豊春に入門。役者絵では東洲斎写楽を退け、美人画では喜多川歌麿に挑み、版本挿絵では葛飾北斎と互角に渡り合うなど、さまざまなジャンルの第一線で活躍した。
また豊国は、歌川国貞、歌川国芳ら多くの弟子を育成。歌川派は幕末に浮世絵の最大流派となったが、その礎になったのが豊国といえる。
浮世絵史上に重要な意味を持つ豊国だが、これまでは役者絵の分野で紹介される例がほとんどで、しかも写楽の関連作品としての扱いが多かった。
本展では画業全体に焦点を当て、網羅的に作品を紹介。その魅力に迫る。
「生誕250年記念 歌川豊国 ― 写楽を超えた男」は太田記念美術館で、2019年9月3日(火)~9月29日(日)に開催。観覧料は一般 1,100円、大高生 700円、中学生以下 無料。
なお太田記念美術館では、本展と、「歌川国芳 ―父の画業と娘たち」展(10/4~10/27)、「ラスト・ウキヨエ 浮世絵を継ぐ者たち ―悳俊彦コレクション」展(11/2~12/22)で、歌川派を連続特集する「秋の歌川派フェスタ」を開催。3つの展覧会すべてを制覇すると、オリジナルグッズがプレゼントされる。
太田記念美術館「生誕250年記念 歌川豊国 ― 写楽を超えた男」の取材レポートはこちら発信:
インターネットミュージアム>
太田記念美術館 施設詳細ページ>
「生誕250年記念 歌川豊国 ― 写楽を超えた男」情報ページ>
太田記念美術館 公式ページ