インターネットミュージアム
美術館・博物館・イベント・展覧会 インターネットミュージアム
  インターネットミュージアム  >  取材レポート  >  だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵

だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵

■5年ぶりの「だまし絵」展は、現代美術に注目
【会期終了】 2009年に東京・名古屋・神戸で開催され、計75万人を動員した「だまし絵」展がパワーアップ。Bunkamura ザ・ミュージアム で、目の錯覚から生まれる驚きの作品を楽しめます。
視覚に関する科学的探究の深まりとともに本格化した「だまし絵」の世界。前回同様に16世紀絵画から現代美術までを対象にした多彩な作品が並びますが、今回は現代美術の作品を数多く紹介しているのが特徴的です。

展覧会は4章構成ですが、その前に古典的な巨匠の作品を紹介する序章から。展覧会メインビジュアルであるジュゼッペ・アルチンボルドの人物像のほか、側面から見ると意味がある絵に見える「アナモルフォーズ」の手法で描かれた絵画などがこちらで展示されています。


「序章」

1章は「トロンプルイユ」。仏語で「目をだます」という意味のこの言葉は、美術では「事物が本物そっくりに、かつ目の前に実在するかのように描かれた絵画」として用いられます。

米国のスーパーリアリズムの流れを受けた作家のほか、須田悦弘の木彫(一昨年に千葉市美術館で個展が開催されました)、福田美蘭の絵画(こちらは昨年、東京都美術館で個展が開催されました)などが展示されています。


第1章「トロンプルイユ」

2章は「シャドウ、シルエット&ミラー・イメージ」です。

福田繁雄の《アンダーグランド・ピアノ》は、一見では意味不明の造形物が、ある地点から鏡に映った像を見るとグランド・ピアノになっている作品。「日本のエッシャー」と称される福田の真骨頂です。

ラリー・ケイガンは、ワイヤーの作品に光を当てると、蚊やトカゲの影が壁に映し出される作品。ワイヤー作品なので抜けている部分が多いにも関わらず、投影された影ではきちっと面ができているのに驚かされます。


2章「シャドウ、シルエット&ミラー・イメージ」

3章は「オプ・イリュージョン」。1960年代後半に現れたオブ・アート(オプティカル・アート)は、幾何学的な形態や色彩の作用で、画面上に凸凹や振動などの効果をもたらす手法です。

鮮やかな色彩で目をひくヴィクトル・ヴァザルリ、描かれた作品の形状と遠近法の作用を利用した「リバースペクティブ」で、視線を動かすと驚くべき動きを見せるパトリック・ヒューズの作品などが並びます。


3章「オプ・イリュージョン」

最後の4章は「アナモルフォーズ・メタモルフォーズ」。エッシャーやマグリッド、ダリなどもありますが、ここも目を引くのは現代美術作品。

縦に極端に引き延ばされたエヴァン・ペニーの《引き延ばされた女 #2》は、コンピュータで原型を制作した作品。二次元の画像加工はPhotoshopなどでお馴染みですが、立体になるとここまで違和感を覚えます。


4章「アナモルフォーズ・メタモルフォーズ」

東京展は10月5日まで。10月15日~12月28日に兵庫県立美術館、2015年1月10日~3月22日に名古屋市美術館 に巡回します。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2014年8月8日 ]

アルチンボルド―エキセントリックの肖像

ジャンカルロ マイオリーノ (著), Giancarlo Maiorino (原著), 高山 宏 (翻訳)

ありな書房
¥ 4,104

料金一般当日:1,500円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

 
会場Bunkamura ザ・ミュージアム
開催期間2014年8月9日(土)~10月5日(日)
所在地 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
TEL : 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
HP : http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/
展覧会詳細へ だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵  詳細情報
取材レポート
国立科学博物館「特別展 ミイラ ~ 「永遠の命」を求めて」
特別展 ミイラ
町田市立国際版画美術館「美人画の時代―春信から歌麿、そして清方へ―」
美人画の時代
横浜美術館「オランジュリー美術館コレクション
オランジュリー
五島美術館「特別展 美意識のトランジション ─ 十六から十七世紀にかけての東アジアの書画工芸 ─」
美のトランジション
東京都美術館「コートールド美術館展 魅惑の印象派」'
コートールド美術館
国立歴史民俗博物館「ハワイ:日本人移民の150年と憧れの島のなりたち」
ハワイ:日本人移民
上野の森美術館「ゴッホ展」'
ゴッホ展
神奈川県立近代美術館
ふたたびの「近代」
Bunkamura
リヒテンシュタイン
森アーツセンターギャラリー「バスキア展
バスキア
パナソニック汐留美術館「ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル・デザイン」'
デュフィ
国立西洋美術館「ハプスブルク展
ハプスブルク展
東京国立博物館「正倉院の世界
正倉院の世界
国立新美術館「カルティエ、時の結晶」
カルティエ
福田美術館「開館記念 福美コレクション展」
福田美術館 開館
東京富士美術館「フランス絵画の精華」
フランス絵画の精華
三井記念美術館「茶の湯名椀『高麗茶碗』」'
高麗茶碗
寺田倉庫「STAR WARS™ Identities: The Exhibition」
スター・ウォーズ
渋谷区立松濤美術館「日本・東洋 美のたからばこ」
美のたからばこ
ハラ ミュージアムアーク「加藤泉 ― LIKE A ROLLING SNOWBALL」
加藤泉
エリアレポート MIHO MUSEUM「The 備前 ―土と炎から生まれる造形美―」
[エリアレポート]
The 備前
エリアレポート 京都国立近代美術館「円山応挙から近代京都画壇へ」
[エリアレポート]
円山応挙
エリアレポート 名古屋市美術館「カラヴァッジョ展」
[エリアレポート]
カラヴァッジョ
エリアレポート 秋田県立美術館 「特別展 キスリング展 エコール・ド・パリの巨匠」
[エリアレポート]
キスリング
エリアレポート 岡山芸術交流2019 「IF THE SNAKEもし蛇が」
[エリアレポート]
岡山芸術交流
エリアレポート 国立科学博物館「風景の科学展 芸術と科学の融合」
[エリアレポート]
風景の科学展
エリアレポート 横尾忠則現代美術館「横尾忠則 自我自損展」
[エリアレポート]
横尾忠則 自我自損
エリアレポート 中之島香雪美術館 「交流の軌跡―初期洋風画から輸出漆器まで」
[エリアレポート]
交流の軌跡
エリアレポート 県立神奈川近代文学館 特別展「中島敦展 ― 魅せられた旅人の短い生涯」
[エリアレポート]
中島敦
エリアレポート 東京オペラシティ アートギャラリー「カミーユ・アンロ 蛇を踏む」
[エリアレポート]
カミーユ・アンロ
第3回 インターネットミュージアム検定
B-OWND 工芸のマーケットプレイスミュージアグッズのオンラインショップ ミュコレ
2020年の展覧会予定(東京・名古屋・大阪 近郊)
2019年の展覧会予定(東京・名古屋・大阪 近郊)
皇室がご覧になった展覧会 博物館・美術館の情報
テレビでミュージアム 博物館・美術館の情報
エリアレポート(読者による取材記事) 博物館・美術館の情報
ニュース
一覧
東日本大震災・ミュージアム関連情報サイト MUSEUM ACTION
イベント検索ランキング
ゴッホ展 ハプスブルク展−600年にわたる帝国コレクションの歴史 特別展 ミイラ ~ 「永遠の命」を求めて 御即位記念特別展「正倉院の世界 ― 皇室がまもり伝えた美 ―」
カラヴァッジョ展 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 建国300年 ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展 ラウル・デュフィ展 ― 絵画とテキスタイル・デザイン ―
博物館・美術館検索
ミュージアムキャラクターアワード2018 ミュージアムキャラクターアワード
2019、グランプリは「つくぞう&つくみ」でした
ミュージアム干支コレクションアワード 干支コレクションアワード「猪」
グランプリは「ペッカリー(ヘソイノシシ)象形土偶」でした
人気の展覧会 ブログパーツ アクセス数が多い展覧会を地域別にご紹介、ご自由にどうぞ。
刀剣乱舞(とうらぶ)に登場する刀たち 「刀剣乱舞-ONLINE-」に実装された刀、IM取材分をまとめました。
パートナーサイト 関連リンク集

             

博物館、美術館、展覧会の情報登録
博物館、美術館、展覧会に最適。広告のお問い合わせ
インターネットミュージアムへのお問い合わせ

Copyright(C)1996-2019 Internet Museum Office. All Rights Reserved.
ミュージアム・博物館・美術館の情報サイト[インターネットミュージアム]は、丹青グループが運営しています
協力/ (株)丹青研究所 、編集・制作/ (株)丹青社