
根津美術館「花を愛で、月を望む」会場
四季折々の草花や自然の景物を造形化した日本美術の作品を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
古来、日本では人々が自然に親しみ、四季の経過を敏感にとらえてきた。
鳥の声や虫の音にそれぞれの季節の到来を感じ、風に散る桜や色づく紅葉(もみじ)、満ち欠けを繰り返す月にも移ろう美を見出している。
展覧会では、四季の草花や月など自然の景物が表現された絵画や工芸、およびそれらを詠んだ和歌が記された古筆切などを紹介。
日本の季節や自然を身近なものとして感じさせる美を展観する。
企画展「花を愛で、月を望む 日本の自然と美」は根津美術館 展示室1・2で2021年7月22日(木・祝)~8月22日(日)に開催。入館料は一般 1,300円など。オンライン日時指定予約制。

根津美術館「花を愛で、月を望む」会場