
アーティゾン美術館「はじまりから、いま。」会場
ブリヂストン美術館として1952年に開館し、今年で70年となるアーティゾン美術館の軌跡を、約170点の作品と資料で紹介する展覧会が同館ではじまる。
ブリヂストン美術館の創設者である石橋正二郎は実業家として成功を収める一方、日本近代洋画や西洋近代美術を中心とするコレクションを築き、美術館を設立。
1956年には石橋財団が設立され、石橋正二郎のコレクションと美術館運営は財団に引き継がれた。
正二郎の長男幹一郎も、財団運営をおこなうとともに、自ら戦後フランスを中心とした抽象絵画を収集。幹一郎の没後、それらも石橋財団に寄贈されている。
展覧会では、ブリヂストン美術館とアーティゾン美術館でこれまで開催された展覧会のポスターや、開館以来続く土曜講座の記録、美術映画シリーズ、正二郎の欧米外遊記録など、さまざまな資料を展示。
美術作品では、長さ3.7mを超えるザオ・ウーキーの大作《無題》(1982年)を14年ぶりに展示。新収蔵作品の重要文化財《平治物語絵巻 常磐巻》は初公開される。
「はじまりから、いま。1952―2022 アーティゾン美術館の軌跡-古代美術、印象派、そして現代へ」はアーティゾン美術館で2022年1月29日(土)~4月10日(日)に開催。入館料はウェブ予約チケットで一般 1,200円など。

アーティゾン美術館「はじまりから、いま。」会場

アーティゾン美術館「はじまりから、いま。」会場

アーティゾン美術館「はじまりから、いま。」会場

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