
2015年7月10日(金)、東京・台東区の東京国立博物館で、10月から同館で開催される展覧会「始皇帝と大兵馬俑」の記者発表会が行われた。
紀元前221年に中国大陸を初めて統一した始皇帝と秦王朝にまつわる文物を一堂に集めて紹介する企画展。
1974年に発見され、20世紀の考古学で最大の発見と謳われる兵馬俑のなかで、「将軍俑」「騎兵俑」など秦軍の陣容に迫る作品や、馬飼いの「馬丁俑」、芸人の「雑技俑」など、選りすぐりの10点が出展。
会場では兵馬俑とともに、数千もの兵馬俑が整然と並んで出土した発掘現場「兵馬俑坑」を再現。「軍団」としての兵馬俑を見せる事で、絶対権力者にふさわしい圧倒的な迫力を示す。
また、始皇帝の陵墓を中心とした「陵園」から出土した巨大な水道管や瓦なども紹介。辺境の一小国に過ぎなかった秦が巨大帝国になるまでの過程として、ライバル国だった西戎(せいじゅう)や匈奴(きょうど)、さらに西周王朝との関わりを示す資料も展示する。
「特別展 始皇帝と大兵馬俑」は、2015年10月27日(火)~2016年2月21日(日)に開催。観覧料は当日一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 900円。前売りはそれぞれ200円引きで、2015年9月10日(木)から発売。
東京展の後は九州国立博物館、国立国際美術館に巡回する。
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