
奈良時代に創建された官大寺を総称する「南都七大寺」の一つに数えられ、2015年に創建1250年を迎えた西大寺(奈良市)の名宝を紹介する展覧会が来年、東京・大阪・山口で開催される事となり、2016年10月27日(木)、都内で記者発表が行われた。
西大寺は称徳天皇が開創。鎌倉時代には、叡尊(えいそん)が密教において戒律を重視した教え(後の”真言律“)を広め、弟子の忍性(にんしょう)は東国に赴き貧者・病人を救済。江戸時代には湛海(たんかい)が活躍し、多くの仏教美術の名品を伝えている。
展覧会では西大寺をはじめ一門の各寺院が所蔵する彫刻、絵画、工芸、古文書など数々の名宝を公開。西大寺と一門の名宝がまとめて公開されるのは、1990~91年に奈良・東京で怪異された「西大寺展」以来、四半世紀ぶりとなる。
「奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」は、東京展は三井記念美術館で2017年4月15日(土)~6月11日(日)、大阪展はあべのハルカス美術館で2017年7月29日(土)~9月24日(日)、山口展は山口県立美術館で2017年10月20日(金)~12月10日(日)に開催。
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