東京国立博物館の夏休み企画「親と子のギャラリー」で、日本美術を代表する名作屛風の複製と映像のインスタレーションを用いた体験型展示が始まる。
本館特別5室は、東京国立博物館が所蔵する国宝「松林図」の世界に遊ぶ企画。半円形の大型スクリーンに映し出される映像と、松林図屏風の高精細複製画で、長谷川等伯が描いた松林の風と匂いを体感する。屏風はケースなしで展示され、畳に座って鑑賞する事ができる。
本館特別4室は、フリーア美術館(アメリカ)所蔵の「群鶴図屏風」が題材。鑑賞者の動きに合わせてスクリーン上に鶴が降り立ち、最後は尾形光琳が作り出した金屏風の中へ進んでいく。
絵師が屏風に描いた世界を、能動的に五感で楽しむ事ができる。
「親と子のギャラリー びょうぶとあそぶ 高精細複製によるあたらしい日本美術体験」は、東京国立博物館 本館特別4室・5室で2017年7月4日(火)~8月26日(土)に開催。観覧料は一般 620円、大学生 410円。
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東京国立博物館「びょうぶとあそぶ 高精細複製によるあたらしい日本美術体験」