
2019年1月9日(水)、東京・港区の根津美術館で「酒呑童子絵巻 ― 鬼退治のものがたり ―」のプレス向け内覧会が開催された。
根津美術館が所蔵する3種類の「酒呑童子絵巻」を紹介する企画展。
酒呑童子の物語は、都の貴族の娘たちを次々に略奪する酒呑童子という鬼を、源頼光・藤原保昌および、渡辺綱や坂田金時ら四天王が退治するもの。
14世紀には成立しており、多くの絵巻物や奈良絵本に描かれて普及した。鬼の住みかによって「大江山系」と「伊吹山系」の2系統に分類されている。
根津美術館蔵の酒呑童子絵巻は、いずれも16世紀以降の伊吹山系の作品だが、画風も制作年代も異なる。中でも19世紀の住吉派の絵師が描いた8巻本は、前半の4巻に酒呑童子の生い立ちの物語を加えており、今回の展覧会ではじめてその全貌が紹介される。
「酒呑童子絵巻 ― 鬼退治のものがたり ―」は根津美術館で、2019年1月10日(木)~2月17日(日)に開催。観覧料は一般 1,100円、高校生以上 800円、中学生以下は無料。
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