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レポート
美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年
東京国立近代美術館 | 東京都
還暦の東近美、重文を一気に公開
東近美(トウキンビ)こと東京国立近代美術館は、2012年12月1日に満60歳を迎えます。60周年記念のメインイベントは、1万2000点の所蔵作品から選りすぐりをピックアップ。重要文化財13点が一挙に公開されました。
重要文化財 上村松園《母子》(左)
重要文化財 横山大観《生々流転》(部分)
重要文化財 岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》(左)
藤田嗣治《五人の裸婦》(左)
宮本三郎《山下、パーシバル両司令官会見図》(右)
藤田嗣治《サイパン島同胞臣節を完うす》(左)
「眺めのよい部屋」と命名された休憩コーナー。名前どおりです
第2部は「実験場 1950s」

特徴的なタイトルは、その名も「美術にぶるっ!」。美術を体感する。深く感動する。知的に考える。すべての出発点である衝撃を「ぶるっ!」という言葉で表しました。


所蔵品ギャラリーが10年ぶりにリニューアル。4階にはハイライト・コーナーが誕生しました。



4階のハイライト・コーナー


3階には日本画のコーナーも新設。広々としています。



3階の日本画コーナー


展覧会では、東近美の特徴でもある戦争記録画もずらり。戦意高揚のプロパガンダとして戦時中に制作され、当時の有名画家が数多く手がけました。米国に接収され、現在は「無期限貸与」という形で返還されています。



戦争記録画


戦争記録画は会期途中で展示替えされますが、藤田嗣治の《サイパン島同胞臣節を完うす》は全会期で展示。


乳白色の裸婦でパリの寵児となった藤田の別の一面。息を呑むような迫力です。



藤田嗣治《サイパン島同胞臣節を完うす》


一転して、こちらは横山大観の《生々流転》。水の生涯を40メートルの画巻に描いた超大作で、1967年に近代絵画として初めて重要文化財に指定されました。


長い展示ケースを使っても、全部の展示は不可。会期途中で巻き変えられます。



重要文化財 横山大観《生々流転》


第1部の「MOMAT コレクションスペシャル」ばかりを紹介しましたが、実は展覧会は2部構成です。


第2部は「実験場 1950s」。東近美が開館した50年代にスポットをあてて、当時の活力であるジャンル横断的な「場」を「実験場」として紹介しています。



第2部「実験場 1950s」


総点数540点にも及ぶ大規模展。正直、ウェブ1ページでは紹介しきれません。60年間のコレクションの精髄+現代の原点としての50年代、じっくりお時間を取ってお楽しみください。(取材:2012年10月15日)


会場
会期
2012年10月16日(火)~2013年1月14日(月)
会期終了
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
※金曜・土曜は20:00まで開館(入館は19:30まで)
休館日
毎週月曜日(祝日又は振替休日にあたる場合は開館し、翌日休館)年末年始(12月28日~1月1日)。ただし、12月25日(火)は開館。
住所
東京都千代田区北の丸公園3-1
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://www.momat.go.jp/
料金
【当日】 一般 1,300円 / 大学生 900円 / 高校生 400円
【前売り】 一般 1,100円 / 大学生 800円 / 高校生300円
【団体】一般 900円 / 大学生 600円 / 高校生 200円
*団体料金は20名以上。
*中学生以下、障がい者手帳等をご提示の方とその付添者(1名)は無料。
*来館当日が誕生日の方は無料(要証明書)。
*12月1日(土)の開館記念日は無料。
*料金はすべて税込価格。
*早割りペア券(一般2枚セット・1,800円)は6月1日(金)~7月31日(火)まで、前売券は8月1日(水)~10月15日(月)まで
※詳細はホームページをご覧下さい。
展覧会詳細 美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年 詳細情報
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