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    レポート
    カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-
    国立新美術館 | 東京都
    「グッド・ライフ」デザインの典型
    第二次世界大戦後、アメリカの大衆文化の中心として飛躍的な発展を遂げたカリフォルニア。この地では戦争に際して開発された新技術や新素材も活用した独自のデザインが生まれ、ハリウッド映画などを通して世界中に伝えられました。
    ミッド・センチュリーの「カリフォルニア・モダン」を実体験する本展。ロサンゼルス・カウンティ美術館との共催としてはじまりました。

    今に繋がる「グッド・ライフ」デザインの典型を作った、カリフォルニアのデザイン。20世紀デザイン史においても重要な役割を果たしましたが、その全貌を紹介するような展覧会は今まで開かれたことはありませんでした。


    会場

    本展の会場デザインを手がけたのは、新進気鋭の建築家・中村竜治さん。エリアをきっちり分離することを避け、隣のエリアの展示物が借景のように見える構成です。

    開放的な空間は、本展でも紹介されている当時の実験的住宅「ケース・スタディ・ハウス」からも想を得たといいます。


    開放的な構成です

    ミッドセンチュリーのデザインといえば、インテリアが頭に浮かぶ方も多いと思いますが、本展では家具のみならずファッション、グラフィック、陶芸、ジュエリー、建築写真など様々なジャンルから約250点の作品が集結。カリフォルニア・デザインを総合的に展観します。


    水着の展示も

    もちろん、インテリアも充実。特筆したいのが、実際に座れる名作椅子です。

    ハーマンミラージャパン社が協力し、映像コーナーの前にはこの時期にデザインされた椅子が並んでいます。名作に腰掛けて、当時のテレビCMやハリウッド映画をゆっくりご覧ください。


    実際に座れます

    関連イベントとして、講演会のほか、映画「ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ」の上映会も(4月21日)。また、21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「デザインあ展」との合同ワークショップなども予定されています。詳しくは展覧会公式サイトでご確認ください。(取材:2013年3月19日)


    料金一般当日:1,000円
     → チケットのお求めはお出かけ前にicon

     
    会場
    会期
    2013年3月20日(水・祝)~6月3日(月)
    会期終了
    開館時間
    <企画展>
    10:00~18:00
    ※当面の間、夜間開館は行いません。
    ※入場は閉館の30分前まで
    <公募展>
    10:00~18:00
    ※美術団体によって、異なる場合があります。
    ※入場は閉館の30分前まで
    休館日
    火曜日休館(4月30日は開館)
    住所
    東京都港区六本木7-22-2
    電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
    03-5777-8600 (ハローダイヤル)
    公式サイト http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/california/
    料金
    一般 1,000(800円)/大学生 500(300)円
    ※()内は前売および20名以上の団体料金
    ※高校生、18歳未満の方および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料
    ※3月23日(土)は「六本木アートナイト2013」開催にともない入場無料
    ※5月18日(土)は国際博物館の日につき、入場無料
    ※会期中に当館で開催中の他の企画展および公募展のチケット、またはサントリー美術館、森美術館(六本木アート・トライアングル)で開催中の展覧会チケット(半券可)を提示された方は、団体料金が適用されます。
    ※前売券は、2012年11月7日(水)から2013年3月19日(火)まで販売。(ただし国立新美術館では3月18日(月)まで)
    前売券および当日券は、チケットぴあ(Pコード765-394)、ローソンチケット(Lコード39105)でも取り扱っています。(手数料がかかる場合があります)
    展覧会詳細 「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」 詳細情報
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