《月下兎図》

この作品の応援メッセージを見る

《月下兎図》 西山完瑛筆 明治23年(1890)

大阪歴史博物館


大きな月の下に、二羽の白と黒の兎がいます。丸々とした愛らしい姿に描かれており、この姿は江戸時代の絵画に新風を吹き込んだ円山応挙の作品に近い表現です。本作品の筆者は江戸時代末期から明治時代前期にかけての大阪で活躍した西山完瑛(1834~1897)です。彼は四条派の絵師であった父の芳園に絵を学び、儒学も修めて絵画のみならず文学にも通じていました。本図は寅年の年11月の作と記されていますので、翌年の卯年のために描かれたのでしょう。


担当者からのコメント

1月25日(水)から3月21日(火・祝)まで、特集展示「銀行重役のコレクション-京・大坂の近世絵画を中心に-」にて展示予定です。愛らしい兎をぜひご覧ください!


この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
学芸員募集
阪神甲子園球場職員(歴史館担当) [阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、阪神電車「甲子園駅」徒歩3分)]
兵庫県
【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
東京都
国立国際美術館 ボランティア募集中! [国立国際美術館]
大阪府
川崎市市民ミュージアム 学芸員(美術館学芸員・教育普及学芸員)募集 [川崎市市民ミュージアム]
神奈川県
和歌山市職員 学芸員[日本近世史]の募集 [和歌山市役所(和歌山城整備企画課、和歌山市立博物館等)]
和歌山県
展覧会ランキング
1
高知県立美術館 | 高知県
異端の奇才 ビアズリー展
開催中[あと23日]
2025年11月1日(土)〜2026年1月18日(日)
2
森アーツセンターギャラリー | 東京都
マチュピチュ展
開催中[あと65日]
2025年11月22日(土)〜2026年3月1日(日)
3
国立西洋美術館 | 東京都
オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
開催中[あと51日]
2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)
4
寺田倉庫G1ビル | 東京都
ガウディ没後100年公式事業 NAKED meets ガウディ展
開催まであと15日
2026年1月10日(土)〜3月15日(日)
5
国立科学博物館 | 東京都
特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」
開催中[あと59日]
2025年11月1日(土)〜2026年2月23日(月)