《龍王得雲》

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《龍王得雲》 

灸まん美術館


琴平町出身の画家・和田邦坊が描いた色紙絵です。邦坊は年末の挨拶として肉筆の色紙絵を贈答していたといいます。年賀状を描く以上に大変な恒例行事でしたが貰う人にとっては嬉しい贈り物になったことでしょう。こちらは、大きな目と立派な髭が特徴的な龍王を描いた1枚です。ぐるぐると渦巻く文様は雲になります。画に添えられた言葉は「龍王、雲を得る」。龍が雲を手にして天高く昇るように私たちもチャンスを掴んで本領発揮できる1年になりますように!


担当者からのコメント

妙に頭が長くて人間のような顔をしている龍王です。邦坊が描くと威厳があるような、ないような…。少しユーモラスな表情をしているところも推しポイントです。旧蔵資料をみると、邦坊はチラシの裏に何度も練習書きをしており理想の龍の姿を求めています。これは制作の過程が分かる貴重な資料ですが、かつての地域情報を知ることができる“チラシの表”もなかなか面白いところ。作品調査をしていると、邦坊の人柄とともに懐かしい故郷の様子も楽しむことができます。

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