《葉桜》

この作品の応援メッセージを見る

《葉桜》 山口華楊 1921年 絹本彩色・四曲一双 168.7×273.5㎝

SOMPO美術館


山口華楊は、大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家。とりわけ、愛情溢れるまなざしで動物たちの姿を捉えた、気品ある作品で知られています。
SOMPO美術館は華楊の代表的作品を3点所蔵しており、そのうち2点が動物画、1点がここに紹介する四曲一隻屏風《葉桜》(1921年)です。
画面いっぱいにしだれ桜が枝を広げ、青々とした葉は深い陰影によって描写されています。その葉陰の草むらには、一匹の蛇の姿が。
微妙な色彩の諧調によって立体感が表現され、目元には金と青で細かな描写、背中にも精緻な着彩が施されています。
この華楊20代の若き頃の作品《葉桜》は、竹内栖鳳の推薦により翌1922年にパリで開催された「日本美術展覧会」に出品されました。


担当者からのコメント

生き物への温かいまなざしが感じられる日本画家です。じっくり見ると、小さな蛇の姿も細部までこだわって緻密に描きこまれています。

この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
学芸員募集
地域おこし協力隊(文化財調査・活用促進員)募集します! [小坂町郷土館博物館]
秋田県
ポーラ美術館 学芸員及びエデュケーター募集 [ポーラ美術館]
神奈川県
肥後の里山ギャラリーの企画・運営担当者(学芸員) [肥後銀行本店 肥後の里山ギャラリー]
熊本県
栃木県産休・育休代替職員(学芸員(日本美術史))の募集について(栃木県立博物館) [栃木県立博物館]
栃木県
SOMPO美術財団 学芸員募集(正規職員) [SOMPO美術財団(SOMPO美術館)]
東京都
展覧会ランキング
1
東京都美術館 | 東京都
ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
開催中[あと55日]
2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
2
上野の森美術館 | 東京都
「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」
もうすぐ終了[あと13日]
2025年9月20日(土)〜11月9日(日)
3
出羽桜美術館 | 山形県
没後40年 有元利夫 優美な絵画世界への誘い
開催中[あと41日]
2025年9月5日(金)〜12月7日(日)
4
東京国立博物館 | 東京都
特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
開催中[あと34日]
2025年9月9日(火)〜11月30日(日)
5
国立西洋美術館 | 東京都
オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
開催中[あと111日]
2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)