【同窓生-美校を首席で卒業が誇り】
金山平三と小磯良平は、それぞれ東京美術学校を首席で卒業。彼らの美校生時代の作品を展示、また同校にわずか数年間だけ設けられた「臨時写真科」の卒業生である中山岩太の学生時代の写真作品もあわせて紹介。
【同級生・同窓生-同じ釜の飯を食う】
戦前から戦後にかけての日本の美術界では、当時の文部省などが中心に開催した公募展「文展」「帝展」など、いわゆる官展が大きな影響を与えてきました。そうした動きから距離を置き、研鑽を積む「二科会」や「独立美術協会」、「行動美術協会」といった在野の美術団体がそれぞれ展覧会を開き、その実力を世に問うてきました。
戦前から戦後にわたって、そうした展覧会の同じ回に出品された作品をあわせて展示します。
【同級生-スター、誕生!?】
1940年開催の「紀元二千六百年奉祝美術展覧会」などいくつかの同じ展覧会に出品された当館蔵品から津高 和一や白髪 一雄を紹介します。
【近現代の版画-エルンスト、ミロ】
国内外の近代版画を収集した5000点に及ぶ版画コレクションの中から、マックス・エルンスト(1891-1976)とジョアン・ミロ(1893-1983)の作品を紹介。
【近現代の彫刻】
近現代の彫刻は、版画と並ぶ当館の収集の柱のひとつ。
ロダン、ルイーズ・ネヴェルスン(1899-1988)やバーバラ・ヘップワース(1903-1975)、三島喜美代(1932- )といった女性作家も紹介。