仏教美術の精華 観音応現身像をまじえて

    半蔵門ミュージアム | 東京都

    観音菩薩(かんのんぼさつ)は悩み苦しむ人々を救うため、相手や状況に“応”じて、“身”をさまざまに変化させて“現”れるとされ、その33の姿は「三十三応現身(さんじゅうさんおうげんしん)」と称されます。 今回の特集展示で紹介するのは、三十三応現身像のうちの1軀(く)で会津の法用寺(ほうようじ)旧蔵と伝わります。「梵王」という墨書があり、「梵王身(ぼんのうしん)」の像であることもわかります。 また、「神護寺経(じんごじきょう)」(平安時代)や「日吉山王十禅師曼荼羅図(ひえさんのうじゅうぜんじまんだらず)」(鎌倉時代)、「青面金剛像(しょうめんこんごうぞう)」(室町時代)なども展示します。「神護寺経」は紺紙に金字で経文が書かれており、金銀泥(きんぎんでい)による見返絵も付された装飾経です。「日吉山王十禅師曼荼羅図」は十禅師を中心に、本地仏(ほんじぶつ)や北斗七星を配しており、山王曼荼羅のなかでも個性的です。童子や鬼神を従えた「青面金剛像」は、病魔退散を祈願するために描かれたものです。 少しめずらしい仏教美術の精華を、間近でご覧いただければと思います。 ※11月8日~12月4日、当館常設展示の大日如来坐像は神奈川県立歴史博物館の特別展「源頼朝が愛した幻の大寺院 永福寺と鎌倉御家人―荘厳される鎌倉幕府とそのひろがり―」に特別出品のため不在です。
    会期
    2022年11月23日(水)〜2023年3月12日(日)
    会期終了
    開館時間
    10時~17時30分(入館は17時まで)
    料金
    無料
    休館日 毎週月曜日・火曜日、臨時休館(12月7日)、年末年始(12月29日~1月4日)
    観覧時間の目安 ~60分
    公式サイト https://www.hanzomonmuseum.jp/
    会場
    半蔵門ミュージアム
    住所
    〒102-0082 東京都千代田区一番町 25
    おすすめレポート
    学芸員募集
    肥後の里山ギャラリーの企画・運営担当者(学芸員) [肥後銀行本店 肥後の里山ギャラリー]
    熊本県
    【文化施設】荻窪三庭園・東山旧岸邸スタッフ募集! [荻窪三庭園 または 東山旧岸邸]
    東京都
    【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    足立区立郷土博物館 事務補助員の募集(会計年度任用職員) [足立区立郷土博物館]
    東京都
    アサヒグループ大山崎山荘美術館 学芸員募集 [アサヒグループ大山崎山荘美術館]
    京都府
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催中[あと96日]
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    2
    東京国立博物館 | 東京都
    特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
    開催中[あと75日]
    2025年9月9日(火)〜11月30日(日)
    3
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」
    開催中[あと27日]
    2025年7月12日(土)〜10月13日(月)
    4
    東京国立近代美術館 | 東京都
    ミュージアムで謎解きを ミュージアムラリー2025
    もうすぐ終了[あと12日]
    2025年8月6日(水)〜9月28日(日)
    5
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催まであと39日
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)