当館における最後の企画展となる本展では、4月から3回に分けて、これまで展示する機会の少なかった貴重な資料を中心に館蔵品を紹介してきました。最終回は「その3-人物資料-」として酒田出身または酒田で活躍した人物に関連した資料を展示します。
これまでもお知らせしているとおり、酒田市立資料館は、市立光丘文庫とともに郷土の資料を収集、保管、展示していく施設として、令和6年度に酒田市総合文化センターの市立図書館跡に新たに開館するため、令和5年9月30日をもって閉館します。
当館は大火復興の記念として、被災地跡にいち早く建設され、昭和53年(1978)5月18日に開館しました。それ以前は、歴史的な資料を総合的に収集、保管、展示する施設がなく、火災や生活様式の変化などで失われていく危険性もあることから、地元の歴史や文化を伝える資料を後世に伝えていくことを目的に作られた施設です。
開館以来、市民の皆様や研究者の方、小中高生・大学生などの学習や調査の場としても親しまれ、総入館者数は延べ37万人を超え、寄贈、寄託、購入によって現在、約1万3千件、6万点余りの資料を収蔵しております。
当館の収蔵資料は、酒田の歴史・民族・産業・文化を紐解くための資料として次世代に残していかなければならない、市民にとっての宝物です。新たに設置される文化資料館(仮称)は、現在の資料館と光丘文庫の機能のほか、近代以降の酒田の歩みを伝える歴史公文書の管理と活用もあわせて担うこととなり、真の意味で総合的に酒田の歴史を未来に伝える施設を目指してまいります。
45年間にわたって愛されてきた資料館の伝統を受け継ぎつつ、これまで以上に多くの皆様に利用される郷土の文化を伝える施設となるように努めてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。