総合開館30周年記念

    鷹野隆大 カスババ

    ―この日常を生きのびるために―

    東京都写真美術館 | 東京都

    鷹野隆大(1963-)は写真集『IN MY ROOM』(2005)で第31回木村伊兵衛写真賞を受賞し、現在も国内外で活躍を続ける写真家、アーティストです。 鷹野は『IN MY ROOM』に代表されるセクシュアリティをテーマとした作品と並行し、〈毎日写真〉や〈カスババ〉といった日常のスナップショットを手がけ、さらに東日本大震災以降、「影」を被写体とした写真の根源に迫るテーマにも取り組んでいます。 本展のタイトルである〈カスババ〉とは鷹野による造語で、カスのような場所(バ)の複数形です。 大規模な自然災害や感染症の世界的流行、経済発展による環境破壊や都市開発など、私たちは急速な時代の変化の渦中を生きています。鷹野は美しいものだけではない現実を受け入れ、弱いものもみにくいものもそのまま、むき出しのイメージを見る者へ提示します。 私たちは、身近でありながら目を凝らして見ることのない、自身が生きる日常の豊かさと混乱を、鷹野の作品を通しあらためて目にするでしょう。 初公開作品を含め鷹野の軌跡を概観する本展が、出口が見えなくなりつつあるこの日常を生きのびるヒントとなればさいわいです。
    会期
    2025年2月27日(木)〜6月8日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(木・金は20:00まで)
    入館は閉館の30分前まで
    料金
    一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円
    ※( )は有料入場者20名以上の団体、当館映画鑑賞券提示者、各種カード会員割引料金。
    休館日 毎週月曜日(ただし、5月5日[月]は開館、5月7日[水]は休館)
    会場
    東京都写真美術館
    住所
    〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3  恵比寿ガーデンプレイス内
    03-3280-0099
    おすすめレポート
    学芸員募集
    北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
    北海道
    兵庫県西宮市 学芸員(考古学)募集 [西宮市(西宮市立郷土資料館)]
    兵庫県
    愛媛県職員(美術館学芸員)募集 [愛媛県美術館]
    愛媛県
    岐阜県職員(県博物館学芸員)を募集します。 [岐阜県博物館]
    岐阜県
    ムーゼの森(軽井沢絵本の森美術館/エルツおもちゃ博物館・軽井沢)学芸員募集 [軽井沢絵本の森美術館/エルツおもちゃ博物館・軽井沢]
    長野県
    展覧会ランキング
    1
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと31日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    2
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    もうすぐ終了[あと3日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
    3
    三菱一号館美術館 | 東京都
    ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
    開催中[あと66日]
    2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
    4
    国立西洋美術館 | 東京都
    スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで
    開催中[あと87日]
    2025年7月1日(火)〜9月28日(日)
    5
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと82日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)