食虫植物コレクション展

　食虫植物は、自生地の多くが、湿った荒野とか湿原で、植物生育に必要なチッ素、リン、ミネラルなどの栄養分が不足がちな場所において生育する術として昆虫や小動物を捕食し栄養分を補う“食虫習性”を獲得した、植物の一群の総称です。 　捕食した昆虫や小動物は直接これを食べる事はなく、植物体より消化液を分泌しこれを分解して養分を吸収したり、微生物の助けをかりて分解された養分を横取りし吸収したりして栄養分を補っています。 　今回は、ネペンテス（ウツボカズラ）、モウセンゴケ、ムシトリスミレ、ハエトリグサ、サラセニア、など代表的なもの5属30種を展示いたします。