東京富士美術館コレクション　「開かれた窓－写真誕生の170年」

　東京富士美術館は早い時期から、新しい時代の表現としての《写真》に注目し、優れた作品の収集と研究を進めてまいりました。そのコレクションは各国の美術館から「最も重要な作品群を有する世界的なコレクション」として高い評価を受けその公開が強く望まれていたものです。 　今回より、写真の誕生170年を記念して各回にテーマや時代性を設け"写真はいかにして新しい作品の創作に挑戦してきたか"を主眼として、写真と時代の関係性についてご鑑賞いただきたいと思います。第一回目の本展は、急激に変革する感光材料の電子記号（デジタル）化の中で、写真家たちが写真の持つ特性と意味を探求し創作してきた〈現代〉の作品を中心にご覧いただきます。