中近東の織物

    「コプト織とペルシア錦・絨毯」

    中近東文化センター附属博物館 | 東京都

     「中近東の織物」と聞くと、ペルシア絨毯やトルコ絨毯をイメージされる方が多いのではないでしょうか。しかし木綿や麻そして羊毛などの糸で織り出された織物は、衣服、敷物、壁掛け、風呂敷などとして古来より人間生活に不可欠な素材でした。  なかでもエジプトの「コプト織」とイランの「ペルシア錦」は、日本でも良く知られた中近東の織物です。「コプト」とは、3世紀末以降のキリスト教化したエジプトの人々を指す言葉で、彼らが生み出した綴織(つづれおり)を主とする織物を「コプト織り」と称しています。また金糸や銀糸を織り込んだイランのサファヴィー朝時代(1501-1736)の錦は、その繊細なデザインと豊かな色彩とで見る者を魅了します。  今回の展示では、中近東文化センター所蔵の「コプト織裂」約40点と17~19世紀の「ペルシア錦」約20点を中心に、それぞれの織物が製作された時代の歴史や織りの構造、そして用途などについて紹介します。また、イランの伝統的な染織方法と手織りの技法を復活させ、質の高い絨毯を製作しているミーリーコレクションの日本代表アリ・ソレマニエ氏の全面的なご協力により、約8点のアンティック絨毯と復元絨毯、染めの原料、絨毯の機なども展示いたします。「コプト織」の素朴なモティーフと「ペルシア錦や絨毯」の鮮やかな色彩と繊細なモティーフが織りなす、中近東の織物の世界をお楽しみ下さい。
    会期
    2006年3月11日(土)〜7月2日(日)
    会期終了
    開館時間
    午前10時~午後5時
    最終入館時間は16時
    料金
    一般800円、高大学生500円、65歳以上400円、中学生以下は無料 ※団体15名以上200円割引
    休館日 月・木曜日(祝日は開館:振替休日なし)
    会場
    中近東文化センター附属博物館
    住所
    〒181-0015 東京都三鷹市大沢3-10-31
    0422-32-7111
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