特別展「中原中也と富永太郎展　二つのいのちの火花」

　ボードレールらフランス近代詩を愛し硬質な象徴詩の世界を築いた太郎。ヴェルレーヌ、ランボーを吸収し、豊かな抒情詩を生み出した中也。ともに夭折した二人の作品は、時を経るごとに真価を発揮し世代を超えて熱烈な読者を獲得しています。会場では、中原中也記念館の貴重資料の数々ならびに当館蔵の富永太郎資料、大岡昇平文庫資料を中心とし、日本近代詩史に燦然と輝く二つの個性の出会いと詩世界を展観します。