映画会　「GHADA（ガーダ）～パレスチナの詩～」 イベント

　監督古居みずえが、パレスチナ・ガザ地区の難民キャンプで、主人公ガーダと出会ったのは12年前、ガーダが23歳のとき。以来、35歳までの結婚、出産、そして故郷への旅を始める現在までを描きます。自然豊かなパレスチナの風景をバックに、語り継がれてきた素朴な詩歌が数々紹介されます。きびしい状況に追い込まれながら歌うことを忘れない、ほがらかな老婆の顔に刻み込まれたシワは美しく力強いものでした。祖先たちから引き継いだそんな暮らしが奪われたのは58年ほど前のこと。故郷を追われ、家族を殺され、難民キャンプへの移住を強いられながらもおおらかにたくましくパレスチナの人々は生きています。戦争とは何か、平和とは何かを考える機会とします。（ドキュメンタリー・字幕版）