特集展「湘南と作家-森田勝と春陽会」

    平塚市美術館 | 神奈川県

     森田勝(1904-1944)は平塚市美術館のメインコレクションとなる作家《鳥海青児》、《原精一》とは藤沢中学校の同窓。少年時代から親交のあった3人は、共に油彩画に興味をもち、森田勝の自宅にあった高価で貴重な西洋美術全集に接して、憧れと制作意欲を高めました。転地療養で茅ヶ崎に滞在した萬鉄五郎の薫陶を受け、洋画団体《春陽会》に出品を始めました。  森田勝は1929年から渡仏。1年遅れてベルリンに着いた鳥海青児を迎えて、共に本場の美術を学びます。帰国後に森田が発表した作品「柿」や「静物」等は、立体性を極力廃して、モティーフの平面構成に重きをおいています。この画風は戦後の鳥海青児の作品に多大な影響を与えました。  このように湘南を代表する画家の一人といっていい森田勝ですが、帰国後、2度のアトリエ火災により作品の大半を失うなど、画家としての不幸が続き、さらに敗戦直前の1944年、結核により44才の若さで没したため、その仕事は、まだじゅうぶんに検証されておりません。今回の特集展では、森田勝の作品を中心に、画家と交遊があった春陽会の作家・作品をとりあげ、そこからこの画家の姿勢と軌跡を、できるかぎり浮き彫りにします。なお出品予定の森田勝のデッサンは、このたびが初公開となります。
    会期
    2006年12月5日(火)〜2007年2月4日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館16:30迄)
    料金
    一般200円(140円)、大学・高校生100円(70円) ※( )内は20 名以上の団体料金 ※中学生以下無料(第2・第4 土曜日の高校生は無料) ※平塚市民で身体障害者手帳、療育手帳の交付を受けた方及び付き添いの方、平塚市民で60 歳以上の方は無料
    休館日 毎週月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)、1月9日※1月8日(月・祝)は開館
    会場
    平塚市美術館
    住所
    〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
    0463-35-2111
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