■第1回 2月24日(土)
版画作品より「浜口陽三と深沢幸雄」 【黒川公二】
静謐で詩的なメゾチントの銅版画作品により、
サンパウロ・ビエンナーレ等で受賞した浜口陽三(1909-2000)。独学による多彩な銅版画技法で活躍し、またその技法を広め、メキシコ政府から文化勲章を受けた深沢幸雄(1924-)。海外でも評価の高い、房総ゆかりの版画家2人を紹介します。
■第2回 3月3日(土)
工芸作品より「堀柳女と昭和の人形芸術運動」 【本橋浩介】
元佐倉藩士の家に生まれ、竹久夢二の影響を受けて、
叙情性あふれる人形の世界をつくり出した堀柳女(1897-1984)。昭和初期の「人形芸術運動」で、指導的な役割を果たし、美術作品としての創作人形の基礎を築いた人形作家とその背景をさぐります。
■第3回 3月10日(土)
絵画作品より「もうちょっと佐倉学-倉田白羊」 【木邨かおり】
浅井忠の東京時代の弟子・倉田白羊(1881-1938)は、
東京美術学校を卒業後、明治美術会、太平洋画会、春陽会等で活躍し、身近な風景を題材にした写実的な作品を発表し続けました。千葉県内での活動を交えながら作品をご紹介します。